『words』
作詩 NoRiKo あたしは言葉を綴るのが好きだ。 詩だったり、箇条書きだったり、作詞だったり、アルガママだったり。 それから写真を撮るのも好きだ。 ギターの音色も、ピアノの音色も好きだ。 いつかそれを形にして創り出したいと、想ってるんだけどね。 ねぇ、あなたは今何を想いますか? 希望の光を渇望したり 夜の空を見上げたり 幸せな今が怖かったり 誰かにただ会いたかったり もう何をどうしたら良いのか分からなかったり 人への線引きが分からなかったり、 しているかな。 本当に 私たちは “人間”だね。 焦っていても 試行錯誤の最中でも 自分の中だけで考えていることがあっても 間違いじゃないよ。 続けてほしいさ。 今のままで良いから。 どうしてもさ、自分の中に創りだした他人像が 心を責めるでしょう。 ねぇ、 ふと見せる あなたの 儚い笑いはなんだろう? あたしたちは それぞれの傷を隠し 泣き、笑い 陽が昇って。 切なくて 愛しくて 儚くて 強くて 弱くて。 そんな人間くさい あなたが好きよ。 『全ての人が 優しいわけじゃない 現実はそうもいかない』 そうだよね。ごめんね。 でも私は 一人の人間自体も、ひとつの世界のように思うときがあるよ。 それは小さな空間かも知れないけれど。 それは例えば 庭の 花が咲いている空間にいる時間のように。 大好きなものを集めてある場所みたいに。 あなたに大好きな “みんな”がいるなら、そのみんなと居る大切な時間もそうだね。 想い出もそう。 時間は過ぎていってしまうから その存在は頼りなく感じてしまうかもしれないけど その瞬間は 確かにあったのでしょう? 写真にも文字にも残っていなくたって 確かにその存在は揺るがないことは あなたが一番知ってる。 誰も知らない 想い出だとしても。 大丈夫だよ。 支えるものが、 過去でも今でも未来のものでも構わない。 あなたの救いになるものなら、 たとえ少しのものでも ありがたいと想うんだ。 だから、たとえ“世間”になれなくても 少数派でも 私は、ここに いたい。 ずっと 私で いたい。 これから先何人の人に出会えるのか どれだけの人に想いを聴いてもらえるだろう? どれだけのひとが 私の音を聴いてくれるだろう。 どれだけの人が 気付いてくれるだろう? そっと咲く花みたいに 自分の芯だけは このままでいたい。 あたしに言葉をくれて あたしのために何かしてくれて そんな 『誰かが自分のために動いてくれたこと』を 忘れてしまっても また思い出したい。 どんなに小さかろうと すごいことだから たとえば別れてしまった人や 自分のせいで、悲しいかたちで袂を分かつことになった人も 笑わせようとしてくれたことや 一生懸命サプライズを考えてくれたことや 本当に心配してくれていたこと 一緒に笑ったこと ちゃんとね あたしのほうの心の中にも 存在してるよ。 ちゃんと。 思い出を等身大で共有したみんなにも ここでしか会えないみんなにも 心の在り方は変わらない。 真夜中だね。 そして朝が来るよ。 明日もみんなに 光が降り注ぎますように。 あなたが幸せを望んでくれるなら それに応えるように あなたに明日がきますように。 |