『w.i.s.h.』

作詩 NoRiKo


毎日遺書を書き換えてたい。

遺書っていったって、そのときの想いとかさ。そういうことで



それはつまり、

おばあちゃんが一日の終わりに お天道様にお礼を言うように。

そんな感覚。 そんな意味。



僕らは8月17日を生き残ったから明日へいくのさ。












僕らは今日を “生き延びた”。




















その鼓動は確かに鳴っているよ。

聴かせてくれよ。 手を添えるから。 



















必死にふとんに包まってる 君の声が聴こえる。



泣けない。 

怖いよ。

静寂。














頭では分かってるのと裏腹に



照らし続ける陽差しは

突きつける存在でしかないんでしょう。



それでいいよ。

そう感じたなら、それでいいんだ。



ただ僕は

きみが「自由に感じること」を出来なくなるのが一番怖いだけだから。






















目を閉じて 君がいる場所を 探し続けてる


















光が正義とか、闇が悪者とか
定義はどうでもいい。




ただきっと僕らは 心が救われたとき、

その温かさを「光」と表現することがよくあるだけで



その逆もまた然りであって



ただただ


僕らは




温かくて泣くの。


怖くて泣くの。



ただ。 ただ。















夜、一人で窓の外を見つめてるときの感情も


今日をそれなりに塗りつぶす感覚も


からっぽで何も生まれてこない時があることも







あったよね。 








「あったかも」 「わかるかも」 って思ってくれるなら



ほら




僕らは ずらして泣いてたんだ。












きっと君の手は まだ人を抱き締められるはずだよ。


そして君も もっと抱き締めてもらう予定なはずだよ。
















「じゃあ、また明日。」




この言葉を言えることに 感謝する。



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