白い部屋と一滴の雨


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部屋の中にうずくまってる  君を癒すものは何?
君はゆっくりと息をして  宙を見つめて言った

「ごめんね 君の存在が 弱いわけじゃないんだ。
ただ 今は言葉を 交わす気力もないだけ…」
Oh


なのに「分かった」って その人が行ってしまったら
勝手に流れる涙  次第に閉じる心のドア
理由は君だけが知ってる


"来ないで でも離れないで"
矛盾に満ちた 想いの揺れ
"踏み込まないで でも忘れないで"
そんな涙の雫をこぼした








人のことばかり考えて  君が休む時間はどこ?
「それで何か変わるわけじゃないのに思い詰めてしまうの。

"ほら 立ち止まっている間にもどこかでまだ見ぬ友が
泣いているよ" と言われてる様な気がして」


無力と知っていても この心は 
苦しみを見捨てられなくて
届かぬような偉大なあの人も
常に無力感と闘っていたことを知った


私はただずっと
変わらずに そこに在る
砂漠に 降りそそぐ
一滴の雨で在り続けたい



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