温もり


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一番見せたいココロの声は
引き出しの奥の奥にしまっていて

“見せてみようかなぁ”って 思い立つ頃には
「ごちそうさま。また来るね。」って人は帰ってしまう

「なにかあったら言うんだよ。」っていうから
緊張と期待の中、ケータイ握りしめるのに

そんなとき決まって誰も見当たらなくて
またココロ ひとりになって


泣いてるの、あたしのココロ。
そんなこと、ずっと前から知ってる。
ねぇ 光に満ちる部屋で 優しく私を見て
忘れない手の温もりで 優しく私を撫でて







鍵はね、わざと失くしたの
ここまで来れる人が居てほしかったから

蔦を複雑に複雑に仕掛けて
すっと来れる人に逢いたくて

温めなきゃ溶け合わないの。 バターと一緒だよ。
人は寂しいんだね。寂しがり屋で 

他の誰かじゃ埋まらない寂しさ

それでいいんだよ。




キズが痛むなら 泣いて見せて
格好悪いなんて、思わないよ。


忘れない手の温もり。



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